アルコール除菌の常識
新型コロナの影響以前から抗菌グッズ・除菌グッズが流行していて、新型コロナの大流行によって、消毒用アルコールの不足が起き病院でさえ消毒用アルコールが不足してしまう事態になっていた時期がありました。
皆さんの認識では【悪い菌を排除すれば、病気にならない】というのが定義ではないでしょうか。
しかし、私たちは多くの菌と共生しています。
たとえば、ビフィズス菌でお馴染みの腸内細菌。
代表的なのはビフィズス菌・大腸菌・ヘリコバクターピロリ菌・アクネ菌等約1000種類もの菌が住んでいます。
その一つ一つは病原菌になり得るものも多いのですが、それぞれが上手にバランスを取っていると私たちの健康をサポートしてくれます。
除菌に頼りすぎると、共生している菌類のバランスが崩れ口臭・体臭などの変化が見られます。
お腹に優しいヤク〇トを1ℓも飲めばお腹が緩くなってしまいます。
除菌も度が過ぎれば、自己免疫の機能を鈍らせてしまいます。
何事も限度を知ることが大切ではないでしょうか。